内容介绍
真澄はリストラに遭い就職難の夫・武志に代わりスーパーでバイトを始めた。職場で店長・山井にセクハラを受け気が滅入るが、夫にはその姿を見せず彼を励ました。不甲斐なさを忘れるように激しく妻を求める武志。
翌日。真澄はベテランの同僚・敏江に、店長の相談をした。そこへ真澄の携帯が鳴る。息を切らせ病院へ着いた真澄の前に、包帯に巻かれ酸素マスクをつけた武志が横たわる。武志はマンションから飛び降り、今夜が峠だと医師は告げた。突然のことに混乱し、病室で頭を抱える真澄の前に、武志の上司だった和田が訪れ、見舞金を手にリストラの件を謝罪した。その理不尽さが許せず、彼を追い返して嗚咽する真澄。追い打ちをかけるように、派手な女・彩香が現れる。武志がいたのは彼女の部屋だった。結婚前からの関係だと知らされ、妻として精一杯の虚勢を張る真澄。
病室の前で眠り、武志と彩香の激しいセックスの夢にうなされていた真澄を揺り起こしたのは、武志の高校時代からの悪友・村上だった。数年前から海外で仕事し、偶然にも一時帰国中だった彼は朝まで残ることにした。
翌日。電話で敏江がクビになったと知り、真澄はいたたまれない思いのまま、目覚めぬ夫を見守った。夜になると、また村上が現れ、真澄の体調を気遣った。彼の優しさに甘え、真澄は一度帰宅した。そんな彼女の脳裏に浮かぶのは、夫ではなく村上だった…